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高値の花子さん

 

綺麗でとても僕には縁遠い女性がいる場合、あの女性は僕には高嶺の花子さんですと表現するが、最近の物価高でどの商品を見ても、この商品は僕には高値の花子さんだなと思うことがよくある。

 

昔は100円以下でハンバーガーが買えたが、今では2300円もするハンバーガーが売られている。パンも1.5倍の値上がりをしているし、お魚も2倍近い値上がり。でも、お給料はそんなに値上がりしていない。

 

庶民は必然的に安く買える商品を探すようになり、バーゲンセールや見切り品も積極的に購入するようになる。コストコのような安売り店もみんなで分ければ格安になる。こうして生活防衛している。

 

円安になり輸入品が高騰すれば、輸入に頼っているガソリンや電気代が上がり価格に反映されていく。国内産だって肥料や餌代、油代が高騰すれば値上げしなければ赤字になる。庶民には家計費が重くのしかかる時代になった。

 

昭和30年代もこんな時代で、海外の商品は舶来品と言って珍重されていた。肉類は高額で鶏肉しか買えないし、鯛やマグロなどは祝いの日で普段はイワシやサンマだった。洋服も高いので年に2度しか買ってもらえなかった。

 

 

 

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