街からお店が消えていく
フランスでは約20%のお店が街から消えていったそうだ。コロナ禍で人々が外出を控えるようになりネット注文が増えたことも原因のひとつになっている。洋服では、原料価格高騰で高くなった新品よりも安い古着の方が好まれるようになった。
こうした傾向は日本でも起こりつつある。田舎では、すでに商店はかなり閉店しているし、建て替えて住居になっている。モールもすでに閉店しているところも出てきている。都心に出てお買い物をするよりネットでお買い物をする人が増えている。
街からお店が消えていくと、昼間はがらんとしたシャッター街になり人通りも少なくなっている。商店街を歩いているのはご老人ばかり。チョッと路地に入ると雑草が生い茂った空き家や空き地が点在している。
夜の街を歩けば、かつてはにぎわっていた街もすっかり寂れている。居酒屋すらなくなって行政の箱ものだけが目立っている。スナックはご老人ばかり集まってカラオケするところとなり、若者は自宅で過ごすようになっている。
外食を控えて自宅で食事、ゲームセンターよりスマホゲーム、映画館よりネット映画、新品より中古、車より電車やバス、豪華ホテルや旅館よりアウトドアやキャンプ、健康重視…志向は多岐に変化している。
かつては商店街に行かなければ商品を見ることができなかったが、今ではネットで見ることができるし安く購入することもできる。個性的な商品は、商店街のお店よりネットの方が多くある。
飲食店では、感染する不安もある。マスクをして、ついたて越しに食事をするより、自宅でマスクなし、ついたてなしで食事をする方が楽しい。中間食材も豊富になり、調理が簡単になったのでお店に行くこともなくなった。