プロの世界はチャンスととらえる
プロ野球の世界では、ケガなどでレギュラー選手が登録抹消になると悲しむどころか喜び、自分がレギュラーになれるかもしれないと思う。鉄人と言われた広島カープの衣笠元選手は、それが怖くてどんなに怪我をしても試合に出場し続けたと話している。
俳優や政治家の世界でもスキャンダルによって追い詰められて去っていけば、自分の出番がやってくるかもと喜ぶ。そのため、チョッと売れるようになるとスキャンダルが出てくる。レポーターは、こうしたスキャンダルを高く売るためにストックしておく。
一番高値で売れるようになるとレポーターは、その記事をマスコミに売る。買い手は、マスコミだけでなく追い落としたいと思っている職場の仲間や友達かもしれない。普段から身の回りはしっかり固めておくようにと言われるのはそのため。
甘い誘いはおとしめるための策かもしれないと思うべきだが、ハニートラップや少しの誘惑に負けてしまう。有名になると自分だけでなく多くの人にご迷惑をおかけすることになるのだが、有名になったが故のご褒美だと自分を納得させて罠にはまる。
羽目を外した行為は、自分には大きな痛手となりライバルには喜びとなる。マスコミには高値で売れる情報となり、レポーターはそれを狙う。一般人でもそこそこの値で売れるゴシップ情報は、有名人であるほど高値が付く。それを商売にしている人がいることを忘れてはならない。