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手料理は世界の共通語

 

アメリカでホームステイしているとき、両親が働いているので朝食はジュースとパン、スクランブルエッグなど、ランチは職場の近くのマクドナルドやキャフェテリア、ディナーはステーキやピザなどのレストランが一般的だった。

 

朝食は母親がキッチンに立って食事の用意をして、食後の食器洗いなどは男性と子供がする。家庭での食事はそれだけで、ランチとディナーは外食。スーパーで食材を買って調理するなどということはほとんどなかった。

 

そこでアメリカやカナダにいたときは、自分でスーパーに行き新鮮な食材を買ってきて、キッチンをお借りして腕を振るって調理した。和食、中華、イタリアンなどいろいろな調理をして皆さんといっしょに食べると、途端に笑顔になる。

 

この笑顔こそ皆が僕を認めた証拠で、すぐに打ち解けることができた。足ふみミシンも地下の倉庫に眠っていたので修理してカーテン生地でカバンやパンツなどを縫ってあげると驚いていた。ハンドメイドは友好の証となった。

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