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こんな時代もあったね

 

おじさんが若い頃は、お買い物は商店街に行って対面でやりとりして現金で支払いを済ませたね。正月には紙袋にお札が入ったお年玉を楽しみにしていたものさ。学校は日曜日以外、毎日登校して教室に入り、先生から直接授業を受けたもんだ。

 

テレビは家庭に一台しかないので家族みんなで同じ番組を観るしかなかったよ。他の番組を観たいときは隣の家に行って観ることもできたが録画機ができた頃は嬉しかったなぁ。インスタント食品などないので、母親は毎日お買い物をして料理してくれていた。

 

父親は、日曜日以外は毎日通勤して会社で働いていた。会社には自分専用のデスクがあって、狭いデスク周りにやたら書類を置いて働いていた。印刷された専用用紙に書き込んで印鑑を押して、紙の書類を整理して棚に入れるので探すのが大変そうだった。

 

父の楽しみは退社時に同僚と一緒に飲食することで、よく居酒屋で吞んでいた。会社では運動会や歓迎会、送別会や朝の体操まであった。会議は夜の居酒屋ですることが多く、二次会はスナックに行ってカラオケをしていた。

 

町内で冠婚葬祭があると、母親は町内会や婦人会で炊き出しに忙しい。男は集まって呑み会で子供はお菓子をもらって戸外で鬼ごっこなどして遊んでいた。年末には親たちが集まって餅つきをしてみんなで分け合ったもんだ。

 

電話はお金持ちの家にしかなく、その家に行って電話をお借りして話したもんだ。遠方からその家に電話がかかってくると、その家の方はわざわざ家まで来て電話ですよと言ってくださった。お礼に煮物などをどんぶりに入れて差し出したよ。

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