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都会より田舎暮らし

 

和歌山県有田郡で暮らしている僕は、かつて都会での暮らしに憧れていた。最新流行の洋服が売られているし、レストランはオシャレで、ウインドショッピングは目新しいものばかり。原宿や銀座などの商店街を歩いているだけで気分は高揚した。仕事をするにも都会では人が多いので商売がやりやすく売上を伸ばしやすかった。

 

それが今では田舎暮らしの方が快適になっている。最新流行の洋服はネットで、レストランはお取り寄せになり、ウインドショッピングはネット検索、ネットを見ているだけで気分は高揚する。仕事をするものネットを使えば世界中の人といっしょにできる。売上もネットを使えば伸ばしやすい。

 

しかも、田舎では家賃は安く家は広く、田舎では畑まで確保することもできる。新鮮食材は友達になればタダで持ってきてくださるし、産直市場に行くと驚くほど安い。魚介類も都会では考えられないほど新鮮で安く売られている。誰もいない海は綺麗だし自然がいっぱい。家から一歩出れば山歩きもできる。

 

夜は街灯がないので暗いが、月明かりで充分歩くことができる。街灯がないので夜空がとても綺麗だ。こんな田舎でも近くにコンビニ店があるので不自由はしない。コロナ禍で三密を避けるのも田舎では容易にできる。何しろ少子高齢化で人がいない、空き家が多く、道も静かで人と出会うことも少ない。

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