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災害情報の伝達に苦労する

 

災害時には、避難勧告などの情報が出され、自治会の防災委員さんが担当地区の連絡を行う。若い方ではLINEを使って連絡するので、既読になったのかもすぐにわかりとても便利。スマートフォンを持っていても使いこなせない方には電話して避難場所などをお知らせするしかない。

 

独居老人の方では、耳が遠くなり電話しても聞こえないらしく応答してくださらない方もいる。こうした場合、FAXを送信してからご自宅にまで行って、玄関でお会いして口頭で連絡することになる。奥様を失くされたご老人の場合、そうした連絡をしても避難してくださらない方もいる。

 

僕が住んでいる和歌山は、南海地震がこの30年で80%の確率で起こると云われているし、毎年の台風の通り道にもなっている。河川の氾濫や高潮の被害もあり、普段から防災に対する意識は高い。それでも、災害時の情報伝達には苦労する。特に、台風の最中でご自宅に伺うのに危険な状態になることもある。

 

スマホの災害情報は、大きな音で知らせてくれるので、地区の屋外放送よりも聞き取りやすい。時々刻々と変化する災害情報をすぐに伝えてくれるし、避難場所もしっかり教えてくれる。お年寄りの方も是非、スマホは持っていただき使いこなして欲しい。わからない、できないと言っている場合ではないのかもしれない。

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