ガラケー(携帯)とスマートフォンの違い
1985年、肩掛け携帯電話が日本で発売され、固定電話が当たり前だった時代に別れを告げた。当時は、重さ3㎏もあったが、歩きながら電話ができるということで、サラリーマンの方が歩きながら電話している姿を見かけると、かっこいいと思ったものだ。
その後、携帯電話はドンドン小型軽量化になり、ズボンのベルトに引っ掛けて利用するようになった。それから10年後の1995年、Windows95が発売されるようになり葉書や手紙を書かなくても、メールを使って簡単に大量に格安で伝達できるようになった。
この頃、デジタルカメラが登場して従来のアナログカメラのようにフィルムや現像の手間がなく安くて便利に写真が撮れるようになった。コンパクトカメラもアナログからデジタルに移行していき、一眼レフカメラすらデジタルカメラに取って代わられるようになっていく。
ウオークマンにMDカセットを入れて音楽を持ち歩くというスタイルから、iPodのように音楽情報をデジタルファイルにしてダウンロードして音楽を聴くようになると、小型軽量化ができるようになった。しかも、パソコンで編集作業ができるのでダブルカセットレコーダーが必要なくなった。
2007年、アップルから世界で初めてのスマートフォン(iPhone)が登場した。ガラケー携帯が、電話から発展して操作ボタンがついていたのに対して、スマートフォンはパソコンから発展したのでデジタルカメラやデジタル音楽プレーヤーも同時に搭載されて使い勝手は格段に優れていた。
画面をタッチするのはパソコンでのマウス操作と同じ。パソコンを使い慣れている人用に設計されているので、写真、ビデオ、音楽などデータの管理や編集はパソコンで行う。ガラケー携帯からスマートフォンに買い替えた人たちはパソコン操作ができるかできないかで使えるか使えないかが分かれた。