お金のIT革命
昔は物々交換でしたが、お米のように量ることができるものを交換価値の単位として使うようになった。このお魚はお米3合と同等と言うように、お米が貨幣の代りになったので、お金持ちほどお米を倉に蓄えるようになった。
もちろん小判もあったし田沼意次のように貨幣経済に移行しようとした侍もいたが、天変地異に弱くうまく移行できなかった。災害が起こるたびに貨幣よりも価値のあるコメが重宝された。
米は持ち運びが大変で、だからといって金貨や銀貨も重くて持ち運びに不便。そこで両替屋は同じ価値を保証する信用紙幣なるものが出回るようになる。これは便利と使うようになるが、これも盗まれると取り返しがつかない。
お札や硬貨は現在でも使われるが、財布から盗まれる恐れがいつもある。三億円事件以降、給料を封筒で手渡すのではなく銀行振込にするようになった。その後、クレジットカードが普及するようになりカードで支払うようになった。
スマートフォンが普及するようになるとスマートフォンをかざすだけで決済ができるようになった。電車に乗るときのSUICAやICOCAはアプリになりカードを持ち歩く必要がなくなった。
現金やクレジットカードを持ち歩く必要がなくなり、銀行に預金しても利息が付かなくなり、クレジットカード決済や銀行振り込みなど手数料が高く、情報漏洩が起こるようになるとそれに代わる貨幣がビットコインとして利用されるようになりつつある。