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家庭料理の基本 №14 味噌汁

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味噌汁は日本の家庭料理の定番ですが、出汁から作る方はめっきり少なくなりました。出汁さえあれば、あとは具を入れて煮込んだ後から味噌を入れるだけですから、簡単です。具も冷蔵にある余り物なら野菜は何でも入れることができます。鶏肉や豚肉を入れてもとっても美味しくいただけます。

 

キャベツ、白菜、ほうれん草、ダイコン、ニンジン、豆腐、こんにゃく、ごぼう、厚揚げ・・・ひと口大の大きさに切り、水でさっと洗えばお鍋に入れて、出汁を入れてグツグツ煮込んでアクを取り、火を止めてからお味噌を入れます。合わせみそでも赤だしでも白みそでも自分で味を調整してください。出汁と味噌の割合の基本は1対15です。

 

温かい時は薄味だと感じるほどにしておけば、冷めるとちょうど良い味加減になります。チョッと物足りないと感じたときは、ショウガをすって入れたり、醤油を少し入れてみてください。ミョウガをきざんで入れても美味しいです。具を入れ過ぎると煮込みになりますが、気にせずドンドン足してください。

 

人工調味料が最初から入っている味噌は買わないようにしてください。味噌は、白和え、酢味噌など、いろいろな所で使えますから調味料が入っていないものにします。ぶっかけご飯は、残りの少ないご飯や少し硬くなったご飯に味噌汁をかけて食べるもので、お漬物とこれさえあれば大丈夫という方もいます。

 

しじみの味噌汁は、生きているしじみの場合、海水と同じ程度の塩水に半時間ほどつけて砂を吐き出しやすくしておきます。最近は、砂が入っていないものも多く売られていますが死んでいるものが多いですね。しじみと出汁を入れて火にかけてしじみの口が空けば火を止めて味噌を入れてください。ネギをきざんでトッピングすれば出来上がりです。

 

わかめの味噌汁も作り方は同じです。僕は、スダチやゆずなどの皮をきざんで乾燥させておいたものを味噌汁に入れて調理します。わかめと柑橘の皮の味が沁み込み、何とも云えない美味になりますから、一度試してみてください。乾燥した柑橘の皮を味噌に直接入れて寝かしておくのもOKです。

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