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家庭料理の基本 №13 おひたし

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葉物野菜は、おひたしにして食べるととっても美味しいです。調理は簡単ですし、消化吸収しにくい細胞膜を壊してくれるので、野菜の栄養をしっかり吸収できる調理の仕方です。おひたしに向く野菜は、春は、菜の花、たけのこ、キャベツ、夏は、モロヘイヤ、オクラ、秋は、きのこ、小松菜、冬は、ほうれん草、水菜、ブロッコリー、白菜などの葉物野菜です。

 

ほうれん草のおひたしは、まず、お鍋に水を入れて、薄い塩味が付く程度に塩を少し入れます。水が沸騰してから、ほうれん草を茎の方から入れてゆでてください。緑色が鮮やかに変わる程度で鍋から取り出し、冷水に浸して冷ましてください。冷ましたほうれん草はギュッと絞って、まな板の上で4~5㎝幅に切ります。切った後でもう一度ギュッと絞ってください。

 

そのまま、お皿に盛り付けて醤油と鰹節をふりかけて食べても美味しいです。醤油の味が濃いと感じたら、出汁でわりますが、このときも基本は1対1です。醤油とみりんとお酢を1対1対1の割合で混ぜるとポン酢になりますが、これをかけても美味しくいただけます。また、出汁わり醤油にすりゴマと砂糖を1対1の割合で足しても美味しくいただけます。

 

ほうれん草の胡麻和えは、ボウルに味噌、水けを取った豆腐、砂糖、醤油、いりごまを入れてかき混ぜます。このとき、指先で舐めて味を調整してください。おひたしのほうれん草を加えれば、とても美味しい胡麻和えの出来上がりです。味噌を足しているところがミソですね。豆腐は、もめん豆腐でも絹ごし豆腐でもかまいません。電子レンジを使って水を出してください。

 

他の葉物野菜も味付けは同じようなものです。この他にも、自作のドレッシングを足して食べると美味しくいただけます。余りは、冷蔵庫に入れておけば3~4日は大丈夫です。お弁当にも使えます。ちなみに、おひたしにして冷凍しても解凍すれば美味しくいただけますので、たくさんできたときはラップに入れて空気を抜いてから冷凍してください。ものによっては、より美味しさが増すことがあります。

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