家庭料理の基本 №4 合わせ調味料は自分で作ろう
家庭料理の基本 №4 合わせ調味料は自分で作ろう
スーパーに行くといろいろな出汁の素がありますし、ドレッシングの種類は迷うばかりですし、八宝菜の素、甘酢あんかけの素、炒飯の素など、いろいろな化学調味料や添加物を使ったものがたくさん売られています。酸化防止剤、着色料、合成甘味料、増粘剤、など一般家庭のキッチンにはないものが入っていますから健康的とは言えません。
ご家庭で簡単にできるものとして、ごまドレッシングは、すりごま、マヨネーズ、ポン酢、砂糖、ごま油を自分の好みに混ぜるだけです。基本は、1対1対1・・マヨネーズを多い目にしたり、七味を入れてみたり、ポン酢の代わりにレモン汁にしたりと楽しんでください。和風ドレッシングは、しょうゆ、ごま油、酢、すりゴマ、砂糖、みりんを混ぜるだけです。
ドレッシングは、玉ねぎやニンジン、トマトやバジル、ニンニクやショウガなどをみじん切りにして油で炒めてから基本となる酢、砂糖、醤油、みりん、ごま油またはオリーブオイル、塩ひとつまみ、に混ぜるととっても美味しいドレッシングの出来上がりです。濃いと感じれば、出汁やお酒を沸騰させてアルコールを飛ばしたものを足すとより美味しいです。
パスタが好きな方も多いですからパスタソースの基本、トマトパスタソースは、オリーブオイル、にんにく、玉ねぎ、トマト水煮ホール、ローリエ 1枚、塩ひとつまみ、をフライパンで炒めるだけです。パスタは、少し硬め(アルデンテ)にゆでて、少し塩が強い目に野菜炒めをしてフライパンに足せば出来上がりです。ツナ缶でも味噌汁でも余れば野菜と炒めてパスタにできます。
焼き魚では、お醤油もそのままかけると濃いので、出汁などで1対1に薄めたものを使うと美味しく頂けます。ゆずなどの柑橘系の搾り汁を足せば料亭の味になります。餃子のたれは、醤油と酢を1対1が基本で、これにすりゴマや七味を足したりしてください。たかのつめの種を取り、刻んで入れるとさらにピリッとしてきます。浅漬けは、塩だけでキュウリやキャベツなどを漬けておき、少し塩抜きしてから頂くと美味しいです。
レシピは自分好みでドンドン変えていけば料理そのものが楽しくなります。外食しても出された料理で感じるものが膨らんできます。古来、料理はその時代、その土地でとれる新鮮な食材を活かしています。料理人は、食べさせる人の健康を祈って最高の腕をふるいます。本当に美味しい料理は、食べた瞬間、人を笑顔にしますし、食べる人の笑顔こそが料理人の喜びです。