リフォーム工事をめぐるトラブルの相談件数は、毎年1万件を超えている
ある日突然、業者がやってきて「お宅の屋根が壊れている」などと言って、屋根に上がって修理が必要だと言われ不必要な工事代金を請求される。あるいは、工事もせずに代金だけ受け取ってやってこない。修理箇所があきらかにおかしいので指摘すると来なくなる。業者がある日突然いなくなり、連絡が取れなくなる。
口約束なので契約書や見積書がない、工事代金をすでに支払っている、業者の住所が嘘だった、工事の途中でいなくなった、不必要な個所を壊された、トイレやシステムキッチンなど定価で請求された(定価の3割から半額になる商品も多い)などトラブルが多く発生している。いくつかの業者に見積もりを出してもらい、キチンと契約書を交わすことだ。
太陽光発電、外壁塗装、内装工事、一生に何度もあるわけでない工事なので相手の言いなりになることが多いが、それは避けた方が良い。ネットでは、いくつかの業者から見積もりをとることができるのでとても便利になった。また、安い業者でも事務所に行って、社員に会ってみたり、これまでの工事を拝見したりすることも大切。
地元の業者だからといって安易に信頼すると、かなりの割引で仕入れできる設備機器を定価にして工事代金もしっかり請求する業者もいるので注意した方がイイ。昔は、近くの業者しか知らなかったが、ネットで調べると多くの業者が見つかる。多くの工事を請け負っている業者であれば、割安で工事を請け負っていることもある。
工事中の写真をしっかりとっておき、間違いがあれば指摘できるように証拠を残すことも必要。不要な工事を提案されてもわからないことが多いので、その場で了承するのではなく、キチンと調べてから発注するようにした方が良い。悪質な業者であれば、今ならと催促するので、それはお断りした方が良い。