不動産を買うべきか 200倍の法則
マンションや戸建てを購入するとき、買うか買わざるかで悩むときに購入を検討しているマンションや戸建ての販売価格と近隣で同じ広さの家賃を比べる方法です。できるだけ家を安く買いたいと思っているとき、安いのか高いのかを比べる指標になります。
例えば、3LDK 70㎡のマンションに住んで家賃が15万円だとします。これを200倍すると3000万円になります。購入を検討している物件価格が3000万円以下なら安い、それ以上の価格だと高いと判断することができます。
物件を投資用の不動産として検討するとき、表面利回りが6%以上でなければ購入しないと判断されるからで、表面利回りが6%でも実質の利回りは、維持管理の諸経費(宣伝広告費、管理手数料、税金、清掃費など)を入れると3%程度になるからです。
不動産を売るとき、買うとき、表面利回りは、年間家賃収入÷販売価格×100=表面利回り で計算します。家賃15万円なら年間の家賃は15×12=180万円 180÷3000×100=6% と計算できます。投資用に購入を検討する人の計算です。
つまり、表面利回りが6%以上なら売りやすい物件になりますし、それ以上だと売りにくい物件になります。もちろん、気に入っている物件が近隣の家賃の300倍(利回り4%)でも400倍(利回り3%)でも購入する人はいます。
住んでいる物件を賃貸に出すとき、周辺家賃と比べて同程度の家賃しか設定できないのでこうした考えも必要だと思います。