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重いものを持ち上げる

 

人が重いものを持ち上げるとき、自分の体重の半分程度が精いっぱい。ところが棒があればてこの原理で自分の体重より重い物でも簡単に動かすことができる。丸太を地面に並べて転がるようにし、その上に物を置けば横の移動もしやすくなる。

 

人の力より牛や馬など家畜を利用すればもっと力を発揮できる。ピラミッドを建造中の絵は人力だけで移動させているが、家畜は古代から人と一緒に暮らすことで生きてきた。大陸の移動だけでなく、建造物にも利用していたと考えるのが妥当だろう。

 

上下の移動では棒でやぐらを組み、短い丸太を横にして滑車のようにすれば軽く持ち上げることができる。滑車を組み合わせればかなり重い物でも軽く持ち上げることができる。あるいは、やじろべえのように両方に同じ重さを乗せれば、持ち上げて左右の移動も簡単にできる。

 

さらに、滑車を使えばエレベーターも簡単にできる。お互いに同じ重さになるようにすれば、チョットした動力で人や物を上下に移動させることができる。倉庫への運搬、船からの荷だしなど応用範囲はたくさんある。

 

古代の人もこれぐらいのことは簡単にできただろう。重い岩石でも移動させることができる。また、焚火と水を利用すれば固い岩石でも簡単に割ることができる。石を切り出して、石で叩いて加工すれば簡単にピタッと合わせる建造物もできる。

 

重いものを移動させる技術はそんなに難しいものではない。古代の巨大建造物は、人や動物によって造られたが、そこには英知を尽くした道具が多く使われていたと考えるのが妥当だろう。巨大クレーンだって木組みでできる。

 

 

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