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昔の物流の主役は船

琵琶湖地図

牛馬で物を運ぶよりも船で物を運ぶ方が、はるかに大量に物が一度に積み込めるし、風や潮の流れを利用して航海すれば効率が良い。車で物を運ぶようになったのは、第二次世界大戦頃からで、それまで、人類は船によって物を運んでいた。

 

グーグルマップの地図を観ていると、船による物流が盛んになれば、日本海からの物資や瀬戸内からの物資、伊勢湾から運ばれてくる物資などは河川を通じて琵琶湖に通じる。敦賀から琵琶湖まで、陸路で数十㎞ほど運ぶ必要があるが非常に短い。

 

日本で最初の鉄道は新橋、横浜間だと習っているが、明治3年に敦賀、長浜間の鉄道計画が建てられ、その後、明治174月鉄道が開通している。その理由は、大陸進出や国内物流拠点としての重要性が高かったから。

 

京都に都が移されたのは794年、平安京はそれまでの都、奈良よりも交通の便が良く水も豊富で人口増加に対応しやすい。桓武天皇が都を平安京へと移したのは、考謙上皇の病を治したとされる道鏡などの仏教勢力が政治に口出しすることを嫌ったためだとされているが、それだけではなさそう。

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