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夢を見ていたあの頃

 

子供の頃は、プロ野球の選手になりたい、なれるんじゃないの?有名な俳優になりたい、なれるんじゃないの?人気の歌手になりたい、なれるんじゃないの?などと思っていたものだ。それが成長するにしたがってなれない自分を思い知らされる。

 

就職先を探す頃になると、そうした夢は消え失せて、少しでも待遇のよい企業への就職にありつこうとエントリーするが、面接にもありつけない、ありついても不採用の通知ばかり。自分の存在価値はどこにあるのだろうかと落ち込む。

 

とりあえず、就職できればどこでもいいやと就職して少し安心。そして中年になりすっかり落ち着く。結婚して子供ができて家族ができて自分の夢は家族を守ることに変わっている。職場で嫌なことがあっても家に帰れば癒してくれる。

 

そうして子供たちが巣立っていき、自分も定年を迎えるようになる。嗚呼、よく頑張ったと自分に言い聞かせる。でも、まだ65歳。まだまだ死ぬには長い道のり。子供の頃の夢を思い出し、また自分の夢を見ようと思う。

 

過去の自分を活かして再就職先を探すが、思ったような仕事はない。まあいいかとチョットしたアルバイトに落ち着く。でも、デジタル時代で仕事を覚えるのは一苦労。パソコンやスマートフォンなんて職場になかったのに…

 

知らないスキルを覚え、身につけ、挑戦することこそ、次の夢への足掛かりになる。時代が変われば自分も変わらなければ仕事はできない。愚痴っぽくなる自分を励まして、テキストを見てパソコンやスマートフォンとにらめっこ。

 

悪戦苦闘の姿を観ている子供達や孫は、そんなあなたを見て「年だから、家でのんびりして暮らしてもいいんじゃない」と言ってくれる。でも、悪戦苦闘しているあなたは輝いていると家族は思っていることをあなたは知らない。

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