このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

愛する人より、愛してくれる人を選ぶ

若い頃は、誰もが魅力を感じる人に恋心を抱き、付き合ってくれないかとアタックしては粉々に砕け散る。それでも何とか、綺麗な人と付き合えるようになるが、相手はたくさんの候補者が続出している最中なので、こちらに少しでも魅力がなくなるとフラれてしまう。
みんなが魅力を感じている人は、より取り見取りで恋人選びに苦労しない。あまり、魅力的ではない私などは、いつフラれても仕方がない状態で必死になってつなぎとめる。どんなに努力しても、好きになってくれないことを幾度か経験する。
私を好きになってくれる人が現れるが、私はもっと派手で誰もが素敵だと言っている人と付き合いたいと思っている。でも、そうした人は私とは付き合ってくれない。渋々、私と付き合いたいと思ってくださる人と付き合うようになる。
相手は、私に気を使ってくれるし優しさに溢れている。好きでもない人だったのに、その人の優しさに触れ、心使いに心を打たれ、次第に感謝から恋心を抱くようになる。そんな付き合いが長く続くと、この人がいなければ私は生きていけないとまで思うようになる。
結局、愛する人を追いかけて無駄な努力を重ねて片思いで終わるより、自分を愛してくださる人を大事にしていれば、誰もが魅力的だという人と付き合うより心が満たされることを知るようになる。それに気が付くのは、いつの事なのだろう?

« »