日頃の行いが大切なんだろうな
有名タレントになると、自分は他のタレントより丁重に扱ってほしいというマウント根性が芽生える。撮影現場のスタッフに上から目線で偉そうに言ったり、無理難題をふっかけたりして他のタレントにこれ見よがしに自分の方が人気があると見せつける。若いタレントばかりでなく高齢のタレントも同じ。
偉そうにしているのを皆が我慢しているのは人気があるからで、視聴率を稼ぐためならと耐えている。遅刻も常習なら、酔っ払って撮影現場に来ることも、真面目に打ち合わせを聞かない態度も許される。しかし、ゴシップ記事が出て人気が落ちれば今までのしっぺ返しが待っている。
周りの人を大切にし、偉そうにせず、いつも感謝を忘れず、頭を垂れて「ありがとう」と笑顔で話し、相手の立場を尊重する。自分の主張は最小限にして、多くの人に支えられていることに感謝しながら生きていればよかったのにと思うのは、世間の目が厳しくなり仕事を失くしたとき。
若い頃は少しでも自分を偉く見せようと見栄をはり、自慢し、否定し、虚勢を張っていたが、他人から見れば、それらはすべてカッコ悪くうつる。「偉いですね」と褒めても、それは本音ではないのに、それを見抜けない自分がいる。そして気が付けば中年になり、ただのおじさんやおばさんになっている。