このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

死者を弔うお盆

 

お盆になるとお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせて先祖の霊を拝んだりする。死者に対する畏敬の念は誰もが持っている。できれば生き返って欲しいという思いから、死体をミイラにしたり、神様にして祀ったり。愛する人の死であれば、なおさら心に深い悲しみを抱いてしまう。

 

71歳になり、今年は2度もカテーテル手術を受けて入院し、多くの入院患者を見てきた。初めての手術におびえて、自分はこれで死ぬのかもしれないと思ったこともある。最初は死への恐怖が横切って怖くておびえたが、どうしようもないことだと腹をくくった。

 

自分が死ぬことを想像すると、家族や自分を支えてくださっている人への感謝と共に残された人がどうか幸せに暮らしてほしいと願うようになる。僕が死んだことなどでクヨクヨせずにどうか前向きに生きて笑顔で暮らしてほしいと思うようになる。

 

親しい人が死ぬと落ち込みが激しく、立ち直れないでいつまでも思いに浸っている人がいるが、死ぬと思っている人は自分の死で、そこまで思いつめないで欲しいと心から願っている。素晴らしい思い出として、これからの人生を豊かで幸せに暮らすことほど素晴らしい供養はない。

 

 

 

« »