腐っている食材は料理には使えない
どうせ調理するなら、皆が美味しいと言ってくださるものにしたい。できるだけ安くて新鮮な食材を探して産直市場に出向いたり、近くのスーパーの特売日に行ってみたり。こうして悪戦苦闘して買ってきた食材だが、傷んでいるモノもあり、その部分は捨てて調理しないと、新鮮な食材にもまずい味が染み込んでしまう。
マイナスの感情に覆われている時、僕は自分の心に腐っているモノを感じて、こうした感情をできるかぎり早く追い出そうとしている。怒り、悲しみ、反抗、非難中傷、逃げ腰、愚痴、言い訳、甘え…こうした感情は自分だけでなく、相手にも不快感を与えるし、同調していくので相手の方も同じ感情を持ちやすい。
相手の方が、同調して同じマイナスの感情を持ち、僕の話だけで他人を非難中傷するようになれば不幸としか言いようがない。誰かを貶(おとし)める快感を傍観者の利己主義と云うが、こうした快感は感染力が強いインフルエンザのように伝わりやすいが、マイナスの感情が健康には良くないのは食材と同じこと。
マイナスの感情から抜け出す方法はイロイロある。離れるのもよいだろうし、ぶつかるのもよいだろう、忘れることも大切だろうし、気分を入れ替えることもある。バカなことをしてストレスを発散するのもよいだろうし、知らない土地に行ってのんびりしているのもよい。恋をするのも、浪費するのもよい。