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面白きこともなき世をおもしろく

 

世の中は、面白いことなどないと思っているなら、それは心の持ちようで面白くもなるという意味だが、自分の意思次第で生きているのが楽しくもなるのは本当だ。苛められているなら、それで落ち込む人もいれば、それをバネにして成長する人もいる。

 

僕は、親戚から、「おまえは一族の恥さらしだから、俺の前に顔を出すな!」と父親の前で言われたことがある。その人は、長男で父親は次男、つまり、家督を継いでいる長男の言ったことに次男は従うのが当たり前の時代だったのだろうが僕はむかついた。

 

いつの日にか、このおっさんを見返してやると思っていた。そんな嫌なことがいくつかあるが、そのたびにいつか見ておれ!と屈辱をバネにして生きてきた。おかげで打たれ強くなり、少々のことではへこたれないようになった。

 

人生100年、落ち込んでいたり腹を立てていたりする暇はない。さっさと気持ちを入れ替えて、自分が目指していることにまい進する日々が続いた。非難中傷は当たりまえの日々だったが、40代にして今の会社を日本全国に広めることができた。

 

70代にしてなお会社は業績好調で多くの人から支持を得ている。屈辱的なあのとき、そのことばかり考えて落ち込んだり腹を立てていたりすれば、今の自分はない。人生は、思った以上に早く過ぎていく。事を成すには人生は短いのだと感じる。

 

 

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