たくさん失敗するから笑顔でいられる
サーフィンは波に乗っている時間は数秒程度で、波を待っている時間は数分。しかも、波に乗れないことも多くあるし、乗ってもボードごと波にのみこまれることもよくある。うまく乗れたなと思うことなど数回程度で、その何十倍もの失敗を繰り返している。それでも楽しいのは、失敗を恐れずにいられるから。
他のサーファーから笑われても笑顔で返せること、失敗を気にしないのは他のサーファーも同じ失敗を繰り返しているからで、仕事などの日常の世界では、他人の失敗はあまり目立たず、自分の失敗ばかりが目立っているように感じるから失敗することを恐れてしまう。でも、みんな同じ失敗をしていることに違いはない。
サーフボードを持ってビーチに行かなければ失敗することもないが、失敗することの楽しさや、今度こそうまく乗ってやるという意欲もわかない。人と出会わなければ人付き合いでの失敗もないけれど、その失敗がなければ人付き合いの楽しさもわからない。仕事でも同じことで失敗はあって当たり前なのだ。
偉そうにしている人でも失敗ばかりの人生から学んだことがたくさんあるはず。バカにされたことから学んだこともたくさんあるはず。笑われたことから学んだこともたくさんあるはずなのだ。私の人生に失敗はないと豪語する人ほど失敗しているから安心して、挑戦すればいい。