先生と言われるほどのバカでなし
先生は立派ですなどと言われて有頂天になり、ついついその気になって上から目線でモノを言う癖がつく。周りの人が目下の人で、自分は注目されており、尊敬されていると勘違いする。政治家、開業医、教師、社長、管理職の人、芸能人、スポーツ選手などに多い。
誰かに出会うと、何か一言、言ってあげるのが自分からのサービスだと勘違いしている。その言葉が感謝ではなく、上から目線の注意という相手にとっては不愉快なもの。いっときの成功がアダとなり、周りの人が避けるようになって没落していく人に多いパターン。
成功するためにかなりの努力をしたにもかかわらず、成功してから人が変わったように偉ぶってしまう。イケメンや美形のタレントが周りの人を奴隷のように扱い、周りの人のヒンシュクを買って出番が少なくなり消えていく。よくある話なのにこうしたタレントはなくならない。
二代目以降の経営者、中間管理職では部下を育てる才能もないのに管理職になったばかりに偉そうにすることが仕事だと勘違いして部下を苛めている。開業医や中小企業の経営者やそのご家族がリゾートホテルに宿泊すると、その傲慢な態度に周囲の人が驚くが態度を改めることはない。
スポーツ選手も収入が増えると高級スポーツカーを購入したり、タワーマンションを購入したりして散財する。体力が衰え、収入が減少しても贅沢な生活はそのままなので破産するパターンがみられる。おだてに乗ってイケイケになり没落していくのが目に見えているのにやめられない。
昔、渋谷のエキナカのカフェレストランで食事をしていると、若い金融マンが二人食事をしながら、「どこに億万長者がいるんでしょうね」「おまえ、こんなところにそんな金持ちいるわけないじゃん」と話をしているのを聞いて笑ってしまった。本当の資産家は質素倹約しているものだ。