その結婚、ちょっと待った!
恋愛と結婚は全くの別物で、大恋愛関係の二人が結婚したからといってうまくいくものでもない。例え、同棲している関係であっても、結婚した途端に離婚して別れてしまったという例もある。それほど、結婚して幸せな生活を過ごすことは難しい。
お互いに愛し合っていればそれだけで充分などと云うことは恋愛では通用しても、結婚となるとそうはいかない。お互いのご両親のことを考慮しなければならない。同居すれば、相手のご両親との人間関係がうまくいくのか?
ご高齢であれば介護の必要はあるのか?親が借金だらけで返済に窮していないか?ご主人や妻が親の言いなりではないか?財産でもめる恐れがないのか?兄弟喧嘩していないのか?など、チェックすべき項目はたくさんある。
いっしょになってから、食べ物の好き嫌いが激しく、料理しても食べてくれない。共働きなのに家事を手伝ってくれない。寝言や歯ぎしり、イビキなどがうるさくて眠れない。金銭的に細かくて、チョッとしたものを買ってもうるさく言われるなど。
結婚してから失望した経験はほとんど誰にでもある。それが我慢できる範囲なのかどうかは、その人の度量によるが、結婚する前にしっかり調べていればよかったのにと思うことがあるが、結婚してからでは遅い。
お互いの収入が低く、いっしょに生活して妊娠した途端に生活苦に陥り、喧嘩が絶えなくなることもある。若い恋人同士、そんなことなど気にしないというだろうが、その浮ついた気分を吹っ飛ばして余りある後悔をもたらしてくれるのも結婚である。
ビジネスの世界では投資をするときは、しっかりと調べて検証し、事業計画を作成して協議し、皆がやると同意を取り付けてから挑戦するが、人生最大の投資である結婚には、ギャンブルのように思惑だけで挑戦している。