僕は毎日2時間程度の散歩をしているが、これは筋肉の衰えをカバーするのと、心身ともに健康でいるためでもある。筋肉の衰えは心の衰えにも影響する。家でジッとして運動しないとうつ症状になる人が2.5倍増えるというレポートもある。

 

苛めにあった、嫌なことが続いている、腹の立つことがあった、バカと言われたなど心が病んでいるときは身体を動かして汗をかきヘトヘトになるぐらいがちょうど良い。汗は心のストレスも落としてくれる。心と体のバランスをとることで人は健康を維持している。

 

また、筋肉は成功体験を覚えるらしく、子供の頃自転車に乗るのにかなり苦労したが、いちどうまく乗れるようになると、筋肉がその動きやバランス感覚を覚えて次からはすぐに乗れるようになる。僕はサーフィンをしているが確かにそうだと思う。

 

身体の40％もある筋肉は大量のエネルギーを消費するので使わなければ退化する。高齢になると運動しないので筋肉はかなり退化している。ただ、日々の運動で筋肉は増えてくるので1日4㎞程度の散歩をすれば健康維持に役立つ。

 

嫌なことがあるとひたすら歩く。どこまでも歩いてヘトヘトになると、さっきまで腹が立っていたことや落ち込んでいたことなどがバカらしく思えてくる。ただ、若い頃は激しいスポーツで汗を流せたが、年老いてくると怪我につながるので慎重にしている。