マイナスの感情は自分を滅ぼす
学生の頃は成績優秀で一流企業に就職したが、仕事が面白くないと転職を繰り返している友達がいた。新入社員なのに会社のあら捜しをしてばかりで金銭に細かい。最初のうちは同僚から面白がられていたが上司からはうとんじられる。最初、相談を受けたときは会社が悪いから退職した方がいいと話したが、そんなことが何度も続く。
転職を繰り返していれば以前の職場の方がよかったと思うようにもなるが、以前の職場に連絡しても、あいつは自分の主張ばかりだと誰も相手にしてくれない。正社員の採用もなくなり派遣になり、そこでも衝突してパートでやっと働いている。それでも就職した会社のあら捜しの癖は抜けず反省することはない。
初老になっても、その日暮らしだが相変わらずこれまでの会社を非難して自分は何も悪くないと言っている。自分をこんなにしたのはこれまでの会社のせいだと言っているが、ハンサムだった顔はゆがみ、しわだらけ。笑顔はなくなり、目つきも悪くなり、病気がちで近寄りがたい空気をかもし出している。
会えば僕のことをバカにして、俺の方が偉かった。いや今でも俺の方が偉いと何を基準に話しているのかわからない。お金に困っているので「お前から金を借りてやってもいいぞ!」と上から目線で言われるものだから貸す気にもならない。友達もいないので、たまにやってくるがマイナスの感情は持たない方がいいとつくづく思う。