やられたらやりかえす
上下関係が厳しい組織では、上司が部下を指導と言いながら苛めていることが多々あります。こうしたことをされた部下は心を病んで自殺したり、ひきこもったりする人もいますし、自分が上司になると部下を苛めるようになる人もいます。
苛められた経験から黙っていたり従順でいたりすれば苛められるので、その前に自分から苛めておき苛められないようにしようとする自己防衛本能が働きます。新入部員の時は苛められたから二年生になると1年生を苛めるようになるのも同じ心理です。
苛める方も苛められる方も心を病んでいることに変わりはなく、お互いに何とも言えない嫌な気分になります。こうした暴力の連鎖は自分を許し相手を許すことから断ち切らなければ癒されることはありません。
苛めた本人を許す行為は、自分を心の病から立ち直るきっかけになります。どんなに悲しくても憎くても、恨んでばかりだと交感神経ばかり活発でいたわりや気分を入れ替える副交感神経が黙っているので自分自身の体調がすぐれません。
人を恨んでいる心が自分自身の身体を壊していきます。自律神経がうまく機能しなくなるので体調を崩してストレスがたまりやすくなります。気分もすぐれず感情の起伏も激しくなります。笑顔を絶やさない、新鮮野菜をたくさん食べる、適度の運動を心がけることが治療です。