このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

自分らしく生きる

 

体力や知力が相手より勝っていれば相手をやりこめることができる。でも、劣っていれば相手にやり込められる。親や先生からはたくさんの指導が入り、同級生や上級生からは苛められ、自分らしく生きろなどと言われてもつぶされるだけなのはわかっている。言いたいことがあれば言ってみろなどと言われても、言えば何をされるかわからない。

 

大人になっても職場や仕事相手から理不尽なことがあり、言いたいことが言えないことはよくある。ストレスをため込んで医師に診てもらうと自分らしく生きるようにアドバイスされる。しかし、今の職場にいる限り自分らしく生きることなどできない。何とも世間はせちがらく生きるには厳しい世界。

 

自分らしくない生き方に慣れるしかなく、我慢の限界点をあげるしかない。我慢し続けてホッとできるような世界が開けばいいが、我慢し続けて自分がつぶれては元も子もない。僕は、いつも逃げ道(リスク)を考えて生きている。優れた体力のない僕の場合、逃げ道はIT知識とスキルを身に着けて起業することだった。

 

逃げ道を見つけられず我慢の限界点を超えてしまうと自ら命を絶つこともあり得る。いつも逃げてばかりだと非難されても死ぬよりはましだ。ビジネスでもリスク回避を想定しながら仕事をするのは常識。個人でもリスク回避を想定せず、生きているのは非常に危険。ストレスを感じて逃げ道を探すのは卑怯ではない。

 

個人の場合、現状から回避するのは逃げていると非難されるが、ビジネスでは赤字の事業から撤退するのは褒められる。同じことなのに個人と会社経営ではまったく評価が違っている。赤字事業を続けていれば倒産するのと同じように、個人でも回避しなければ死に至ることもある。

« »