哀れな姿をさらしてしまう
自分勝手な生き方をする人は、若い頃、才能があったり美貌があったりして、周りからチヤホヤされていた方が多い。周りが持ち上げてくださるので、自分は何もしなくてもやってくれるのに慣れてしまう。自然とうぬぼれと傲慢さが身につき、自分勝手な行動をとってもチヤホヤされている。
その才能が失せ、美貌は色あせ、周りの人もチヤホヤしなくなり落ちぶれていくが、それが我慢できなくて焦り、より自分勝手な行動に出る。人々の注目を浴びることに慣れているので無視されることが我慢ならない。孤独感や恐怖感を感じて、自暴自棄になり身の破滅を招いてしまう。
最初から見捨てられた人は、チヤホヤされることもなく、無視されてきたからこそ自分の力で生きることをしっかり学ぶ。年老いてから花開き成功するようになり、人々の尊敬を集めるようになりチヤホヤしてくださるようになる。それが人の常だとわかっているので自分勝手な行動はしない。
こうした人がバッタリ出会うようになる。若い頃、才能や美貌に満ち溢れていた人は、見る影もなく誰かわからない。かつて、自分を見捨てた人だともわからずに、誰かわからない相手を見つめるだけ。挨拶を交わした後、昔、見捨てた人だとわかり、その変わりように驚く。