感情的になれば別れていく
会社の仕事で感情的になり部下に当たり散らしていると、部下はこんな上司の下で働いていると自分が病んでしまうと退職していく。恋人が感情的になり恋人に当たり散らしていると、聞いている方の恋人は付き合うのが嫌になり別れていく。夫婦でも、一方が感情的になり当たり散らしていると、離縁したいと思うだろう。
僕の元妻は浮気をしたことがあり、友達から腹が立たないかと言われたことがあるが、他所に恋人の一人や二人できるほどの美人でなければ妻にはしないと言ったことがある。その妻は別れたいと言ってきたので、これまで一緒に暮らして支えてくれたことに心から感謝して別れた。
浮気をするのは僕に問題があるわけで、愛し方がわかっていないということだと思った。男は仕事さえしていればいいという考え方では妻を引き留めることはできない。当時は貧乏だったので車一台を渡して離縁した。申し訳ないという気持ちが強く、腹が立って当たり散らしたいという気持ちは全くなかった。
浮気で感情的になっている方を見かけるが、浮気をされた方が感情的に相手を責めている。その姿を見てそうだそうだと同調する方が多くの方の味方で良いのだろうが、僕は経験から、責めている方にも問題があるのではないかと思ってしまう。反省の色がないと浮気している方を責めるが、された方にも反省はあるだろうと思う。
別れた元妻は素敵な女性だったし美人で性格も素敵だった。他の男性が惚れて当たり前の素敵な女性で、そんな女性が僕の妻になってくれたことに感謝こそすれ責める気持ちはない。むしろ、自分の至らなさやふがいなさに申し訳ない気持ちの方が強い。その気持ちがあればこそ、より強い自分になれたと思う。
もしも、相手を責めるだけの自分であれば、その後の僕は多くの人の信頼や尊敬を得ることはなく、仕事での成功もなかっただろう。憎しみなどのマイナスの感情を乗り越えて反省できるからこそ、一緒に働いてくださる方は僕を信頼してくれて、何でも相談してくださるし、仕事の問題点を指摘してくださる。