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他人の不幸は蜜の味

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他人の言動で少しでも気に入らないことがあると、その人を責めないではいられない人が多くなっている。どこまでも責め続けて、その人を不幸におとしめることで満足する性格は人道的とは言い難いが、責めている本人は、相手を責めていると思っていなく、注意しているという程度。

 

子供に折檻して食事もろくに与えず餓死させても教育だったと主張する。離婚した妻を追いかけてそのご両親まで殺害しても、相手が間違っているから正そうとしただけと思い込んでいる。心を病んしまうまで部下を責めつづけても、部下を育成しただけだと思っている。

 

こうした人は、自分が正しいという一方的な見方しかできない方で、相手の立場に立って自分の考えを変えることができない。活発に仕事をしている方、豪快な方、明るく振る舞っている方だけでなく、おとなしい方にもこうした傾向は観られる。責められている人はその場を逃れるために、できるだけ穏便にその場を離れるしかない。

 

僕も理不尽なことでよく責められることがあるが、その場を取り繕うように苦笑いしながら頭を下げている。まるで、新入社員が訳もなく上司に叱られてただひたすら頭を下げているようなものだ。ご年配になるほど、経験値もあるので相手を責めやすくなるが、あまり良いとは言えない行為だと思う。

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