他人を否定する人は臆病者
僕は幼い頃、母親から家は貧乏だからお前には何の財産も残してやれないが、出世する方法を教えてあげると言われた。偉いと云われる人の中には、他人をすぐに否定して自分を偉く見せる方が多いものです。しかし、他人を否定しがちの人は、自分を偉く見せたいだけなので底が浅い人だと思いなさい。
「何だ、君はこんなことも知らんのか!」「あいつは、俺が教えてやったから、今では立派にやっていけるんだ。」いっけん、この人についていけば間違いはないと思えますが、実は中身はあまりなくて、自己主張が強いだけの人です。本当に偉い人は、他人を活かせる人ですから、自分を偉く見せないものなのです。
他人を否定しがちの人は感情的ですから、自分がバカにされたり非難されたりすることを極端に嫌いますから反省はできません。感情的になって自滅することもあるので、就いていくには危険です。ただし、仕事はできる方が多いので、使いこなせれば力強い味方になってくれます。
本当に偉くなりたいのであれば、才能ある人を使いこなせるようになることで、そのためには、自分を偉く見せないで、相手を褒めたててあげることです。人を動かす人は自慢などしないものです。人を動かすことができる人は、次第にのし上がっていきますから、熟すまで我慢しなさい。