他人を否定して、自分を肯定する
他人のやっていることを「あんなのいくらやってもダメよ!」と否定しておき、「私ならこうするわ!」と自分の方がよくできるということを友達などに話す方は、自分をよく見せようという意識(誇示欲)が働いて他人を否定するようになる。
誇示しがちな人は自分が認められないことを薄々感じ取っているからで、焦りから他人を否定しがちになるが、そうした態度は火に油を注ぐようなもので、余計に自分の立場を悪くする。できないことはできないとハッキリ言う方が他人はフォローしやすい。
他人を否定しがちの人は、フォローしようとする人をも否定しがちになるので孤立していく。他人の言動を受け入れて素直に認めることで、初めて人は自分をありのままに評価して対応してくださる。
他人を否定して人間関係がうまくいくことはない。他人を肯定し、自分も肯定できるようでなければ人間関係はよくならない。他人を許して受け入れる度胸がなければ、いつまでたっても愚痴ばかりになってしまう。