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見切りができない

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物品販売の基本は、商品の仕入れを現金で行い、仕入れた商品を店舗に陳列してお客様に販売し、その売り上げで家賃や人件費などの経費を差し引き、残りが出れば次の仕入れや次のお店の開店資金にできる。

 

仕入れた商品が売れ残り、売れ残りの商品がドンドン増えていけば現金が足りなくなりお店は潰れてしまうので、売れない商品を値下げして販売する。これを見切り売りと云い、見切り商品という。

 

この見切りができない商人は、売れ筋商品を仕入れる現金が足りなくなり商人としてはやっていけなくなる。見切りができない人は、いつまでも儲けることばかり考えて損をすることを嫌う。

 

お店を大きくする商売人は、見切りができて損してでも現金を作らなければ次の商品を仕入れられないことを知っている。人生でも、損をして得を取る、グッと我慢して大きな信頼や仁徳を得られない人は多い。

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