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日常がいちばんの幸せ

 

もっとお金持ちだったら、いっぱい欲しいものを買って贅沢三昧できるのにと思うが、いきなりそうなって贅沢しても、これまでの自分は自分で大切な物を失ってしまいそうだ。質素に生きてきたが質素な友達や場末の居酒屋、おばちゃんがやっている大衆食堂…それを失くして幸せだろうか?

 

もっと良い会社でカッコよく高級スーツを着てバリっと働いてみたいと思っても、そんな立場になって意見を求められてもどう回答して良いかわからない。仕事の内容だって曖昧ですぐにリストラされてしまいそうだ。そんなわけのわからない職場で働いて幸せだろうか?

 

結局、今の自分がいる日常がいちばん気楽で過ごしやすい。そう考えると今まで不満だったことに感謝すらするようになる。愚痴っていたことがいちばん自分に合っていたりする。お金がなくたって、贅沢できなくたって、愛する人たちがいる場所こそ自分が一番居心地の良い場所。

 

この世に生を受け、生きてきた環境こそ自分が活かせる場所。いつか金持ちになりたいねと言いあっている友達こそ、贅沢好きな金持ちの友達より大切。中小企業で頑張っている自分こそ、大企業でカッコよく働いている人達より笑って生きているのかもしれない。

 

そう考えが至ると、毎日のなにげないことがとても素晴らしいことに思えてくる。愚痴っていた自分が恥ずかしくなり感謝するようになる。今の日常がとてもありがたいと思えるようになる。嗚呼、今日もこの人たちといっしょに生きているという感謝こそ本当の幸せなのだろう。

 

 

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