ユダヤの商法
世界中で移住している中国人を華僑と呼ばれている。彼らは中国籍を保持している。低価格なクリーニング店、過酷な肉体労働、庶民的な中華料理店などが多く、日本にも中華街がある。イタリア人も移民した頃はイタリア料理店からのし上がっている。日本人も同じようなもの。
しかし、ユダヤ人だけは違う。彼らは自国を持たず、追放されるリスク、小資本でも始められる商売、迫害されても逃げやすい、農地は貸してくれないという条件を満たすビジネスとして金融業を選んだ。金融業は質素な店舗、在庫はお金なので不良在庫にならないなどの利点がある。
自国を持たない民族としての迫害があり、成功すればねたまれ、追放されるリスクもある。製造業など大規模な土地を貸してくれないユダヤ人は金融で生きていくしかなかった。しかし、金融こそお金が利息というお金を産み出してくれる面白いビジネスだった。
他のビジネスは時代の変化と共に変化して、ビジネスの流行廃りがあるのに金融業だけはそれがない。貸した利息はいつの時代もキチンと儲けとして出てくる。しかも、元手の資金は銀行として庶民から預かったお金で自己資金ではない。早い話、元手がほとんどなくても貯金してくれればできる商売なのだ。
信用してくださるようにキチンとした服装が必要で、それなりに高級車に乗る必要もある。ほとんど元手がなく、移民先で金融業として成功し、身なりも立派だとすれば憎まれることも多かった。それが頂点に達した時、ドイツでヒットラーが先導して大量虐殺に発展した。妬みやっかみは危険だ。
現在では、知識産業に従事するユダヤ人が多くいる。イスラエルのデジタル軍事産業はその典型だろう。虐げられ苛められた民族だからこそ、たくましく生き残るために知恵を出し、できるビジネスを開拓してこられた。苛められることは反発心を養い、成功の因となる。


