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タバコを吸えば大人気分だった昭和

 

子供がタバコを口にくわえるようになると、大人になった気分が味わえるのが昭和の子供。病院の待合室でも患者はタバコを吸って待っている。診察室の医師までもがタバコを吸っている。電車に乗ってもタバコをふかしている乗客がいて、座席の横には据え付けの灰皿まである。職場はタバコを吸っているサラリーマンだらけ。

 

喫茶店に行っても、役所に行っても、街を歩いていてもタバコを吸っている人だらけだったのが昭和。家でもタバコを吸う大人がいて、どの家庭でも灰皿は常備されていた。ハイライトやセブンスターなど色々な銘柄のタバコが売られていた。海外製のタバコを吸っているのは富裕層の人たちだった。

 

社会人になるとタバコを吸うのが当たり前だし、お酒を呑むのも当たり前だった。宴会では、「とりあえずビール!」が幹事さんの最初の一言だった。そんな時代、僕はお酒もタバコもしないので肩身の狭い思いをしていた。上司からは、「それでも男か!」などと言われ、宴会ではお茶を飲んで叱られた。

 

タバコの匂いも大嫌いだった僕は宴会をすぐに切り上げるので、誘いもなくなった。おかげで一人になれる時間ができて社会人になっても読書したり勉強したりすることができた。麻雀やゴルフもしないので休みの日にはプレハブ住宅などを見学していた。会社からの評価には、協調性のない社員だと書かれていた。

 

建売メーカーに就職していたので、新入社員だったが住宅のモジュール化を行い、5つの基本設計に内外装にオプションを付けて施工しやすく短時間で完成するようにした。和歌山支社で試したが、これが結構人気があった。社長も気に入って売り上げを伸ばしていった。仲間といっしょになって居酒屋通いをしていないからできた。

 

 

 

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