管理職の仕事は、部下の能力を最高に活かす事
昭和の頃、野球の監督は、選手の指導に熱心で練習メニューを決めて、選手と一緒に練習して早朝から夜遅くまで汗を流していれば試合に勝つと思っている。毎日、猛練習の連続でどのチームにも練習量では負けていないから、俺たちは絶対に勝てると信じている。
現実には、こうした監督のほとんどのチームは負ける。勝つためには、個々の選手の得意とするプレーを発見しなければならない。投手に向いている選手、外野手に向いている選手、右ピッチャーに強い選手など特性を見極めてポジションを決めていく。
カーブが打てない選手はカーブ打ちの練習、ショートバウンドが苦手な選手はその練習、盗塁が苦手な選手はピッチャーの癖を盗むテクニック、個々のメニューを決めて練習すればあまり苦手ではなくなり強いチームになっていく。
不得手を克服するのはかなり難しいが、得意なことを伸ばすのはやりやすい。得意なことを褒めて伸ばして一芸に秀でた選手に育てる。そのためには不得意なことに目をつぶる覚悟がいる。三振やエラーをした選手に笑顔で「次があるから落ち込むな」と言い続けなければ試合に勝てない。
会社でも子育てでも同じことで、部下や子供のミスや遅いことを責めるより、笑顔でフォローして次があると言ってあげることが管理職や親には求められる。個々の才能を最大限発揮できる環境を整えることが最高の監督、管理職、親に求められる態度。それができれば、人間関係はうまくいく。


