美人もイケメンも老いるが、心は磨きをかけることができる
強烈なイケメンや美人を見ると、こんな人と恋する人がいるのだろうか?自分などとても相手にされないがせめてポスターやネットでつながっていたい。そう思うだろう。そんな憧れの美人やイケメンも数十年も経てば、老人となりかつての面影はどこにもない。
イケメンや美人と結婚した人たちも年老いたら離婚することが多く、美貌に魅力を感じていたからなのだろうと思う。イケメンや美人もチヤホヤされるのに慣れているのに、老化がすすむにしたがって相手にされなくなり、むしゃくしゃするようになる。
老人となっても魅力ある人はいる。そうした人は心を磨いてきた人で、その輝きは年と共に輝きを増している。心は磨けば磨くほど、老化することなく輝きを増して放ち、人々を魅了する。その人の優しさ、思いやりの深さ、いたわりの行動、すべてが魅力的に映る。
不思議なことに、そうした人の顔は、老化するほどに魅力的になり、素敵な老人顔となっていく。若い頃はまったくモテなくて相手にもされないが、心がその人を徐々に魅力的な顔つきに変えていく。40代まではイケメンや美人で通用しても、60代では通用しない。
人は得てして、イケメンや美人といっしょになりたがるが、長い年月でみれば、心が輝いている人といっしょになる方が幸せを感じる。しかし、初めて見てもその魅力は伝わらない。むしろ、平凡で何の魅力も感じないかもしれない。本当の魅力は目には見えないものなのだ。