よく知らない年金制度
日本の年金制度は否定的に捉えることが多いですが、僕は加入した方が良いと思います。何しろ、老後も働いて稼げればいいですが、病気になったり体力の衰えで働けなくなったりすれば年金頼みになります。
国民年金(基礎年金)は、20歳以上60歳未満のすべての人に加入義務があり、月額16,340円です。10年以上保険料を納付すれば受給資格があります。65歳から平均して毎月57,700円程度の受給になっています。
厚生年金は、会社員、公務員など給与所得者で、勤務先を通じて強制加入し、保険料は給与に応じて決定(18.3%)されますが、会社と折半するので本人負担は給与の9.15%になります。65歳からそれぞれ納付した保険料に応じて支給(平均月額89,660円)されます。
つまり、国民年金しかかけていない人は、老後毎月57,700円で生活するようになり、会社員や公務員は毎月二つの年金を合計して、147,360円で生活していることになります。老後、単身者の毎月の出費の平均額は162,000円なので、毎月14,640円不足することになります。
厚生年金を掛けてこなかった人は、国民年金だけなので毎月104,300円も不足することになり、かなりの貯金がなければ働くようになります。60代の平均的な月収は、正社員で319,800円、非正規で238,700円なので、働いていれば生活に困窮することはありません。
老後も働くにはデジタル社会に適応したスキルや知識が必要で、チョットしたバイトでもタブレットやパソコン操作、スマホアプリの操作が求められることが多くなりました。基本的なスキルや知識をしっかり身につけておいてください。
パソコン教室わかるとできる では、デジタルスキルが総合的に身につきますし、ビジネス講座では簿記の知識や決算書の読み方、事業計画書の作成の仕方、ビジネスモデルの検証の仕方なども学ぶことができます。