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民主主義国家と経営

国民が政治の意思決定に参加し、国家の運営に関与することを原則とする国家体制を民主主義国家と言い、ひとりの独裁者によって政治が行われる独裁国家とは一線を画す。中国でも東西に分裂していたドイツでも民主主義を求めて民衆が立ち上がった歴史がある。

 

独裁国家は民主主義を熱望する国民を警察や軍隊を使って強引に抑え込むことがあり、国民は自由を奪われることに対する批判が起こりやすい。会社経営でも、従業員の声を聞き取り入れる民主主義的な経営と社長のご意見が絶対的な独裁国家的な経営がある。

 

創業時は独裁的な経営をせざるを得なく、従業員が多くなってくればみんなの意見を受け入れて経営する方が効率的になってくる。僕の会社でも、創業時は朝から早朝までがむしゃらに働き、意思決定は僕一人だったが、今では皆の意見を聞きながら経営している。

 

自分が考えたものと従業員の考えたものがまったく違っていることもあり、そのときは素直にあっさりと自分の考えを捨てる。これで会社の業績は良くなると思っていても、従業員の賛同が得られなければ潔くその考えを捨てるようにしている。

 

それが民主主義的経営で、それが従業員のヤル気につながるからだ。もしも、従業員の考えを無視して「俺についてこい!」的な経営をしていれば、従業員のヤル気を削いで、いつも社長の顔色を伺うようになってしまう。そうなれば、会社はお客様より社長を見てしまう。

 

 

 

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