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レシピは守るべきルールではない

 

料理をし始めた頃は、分量や火加減などレシピ通りにやっていた。そのレシピ通りにやっていない人を見かけると注意したくなるほど忠実に守っていた。それは料理の基本であって家庭の冷蔵庫には分量通りの食材などなく、余り物でまかなうしかない。

 

そこで、みそ汁にトマトを切っていれたり、うどんにレモンを切っていれたり…アレンジしなくては食材が余って冷蔵庫の中で腐ってしまう。切り落とし豚肉の代わりに鶏肉のミンチを使ってみたり、ソースの代わりに醤油を使ってみたり…それが別の美味しさを産み出していく。

 

仕事や生き方でも同じことで、こうすれば仕事はできるマニュアル本やこうすれば幸せになる啓発本などがあり、とても参考になるが真似をすることばかりが大切ではない。時として、それを外したやり方や生き方をしてみるのも大切。アレンジを利かしたことで楽しさを見つけることもある。

 

世間の価値観は、その時代、その場所での価値観でしかない。時代の変化や場所が違えば、正反対の価値観もある。そうした多様性を認めて自分の生き方や他人をみることも大切。自分の価値観を押し付けてばかりでは嫌われる。

 

 

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