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政治資金規正法は荒唐無稽のザル方?

 

政治資金の透明性を確保し、腐敗を防ぐために1948年に制定された政治資金規正法。これで政治家は忖度せず、密室政治なく、汚職も賄賂もないと思っていたが、実際は抜け穴だらけでした。もちろん、この法律が制定された当初から指摘されていました。

 

企業・団体献金の制限や記録の義務が課されているが、処罰対象が議員本人ではなく会計責任者に限定されているため、議員が「知らなかった」と主張すれば責任を免れやすく、ほとんどが秘書に罪をかぶせて平然としている。

 

パーティー券の購入者は20万円以下なら匿名でOKという規定があり、実質的に企業・団体が資金提供できる抜け道になっており、1企業の役員や管理職の名前など数百人分使えば、多額の寄付が可能になっている。

 

政策活動費とは、政党が所属する国会議員に対して支給する資金で、政策立案や政党活動のために使われます。ただし、その使途は非公開で、領収書の提出義務もありません。地方議員の政務活動費は1円単位で領収書提出が義務で情報公開されています。

 

政治に金はつきものだと言いますが、当選するために必要であって政治に金がつきまとうと腐敗の温床になります。与党になれば、野党より多額の献金や寄付が集まるようになり、多額の寄付や献金をしてくれた団体や企業に忖度するのは当たり前です。

 

いつも会えば深々と頭を下げて献金してくれる人の便宜を図るのは人として当然の行為です。いつも高級料亭に招かれ、豪華絢爛な食事をいただきタダ飯で、しかも、お車代としてドンと分厚い現金入りの封筒を秘書に渡せば、イイ人だと思ってしまうものです。

 

政治家に就職のあっせん、違反のもみ消し、融資の口添え、許認可の交渉、土地の払い下げ、公共工事の受注…いろいろ頼みたいことがあれば、お土産を持って会いに行くのも当然の事。秘書の方に、いろいろ相談して分厚いお土産でよろしくお伝えくださいと…

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