歩行者目線
歩いていると、歩道を自転車が通っている。歩行者が邪魔だと言わんばかりにリンを鳴らしている。ビックリした歩行者は、自転車をよけるために歩道のすみっこに移動する。自転車は、それがさもあたりまえだというふうに通り過ぎていく。
横断歩道に近づくと、自動車が悠然と走っていく。横断歩道には信号はなく、停止線が引かれているが、歩行者が横断歩道の手前で待っていても一旦停止することなく悠然と走っている。中には、クラクションを鳴らして横断しようとしている人を制止する車もある。
スマホを観ながら自転車に乗っている人は、歩行者がいても注意散漫になりぶつかりそうになるが、歩行者が悪いと言わんばかりに睨みつけていく。スマホを観ながら車を運転している人も、自転車や歩行者にぶつかりそうになると、睨みつけていく。
いちばん弱い立場の歩行者は、いちばん優先されるべきなのだろうが、自転車が上、自動車はさらに上、そうした上下関係でもあるかのようだ。僕は、自転車に乗れば歩道を走らないし、自動車に乗れば信号機のない横断歩道では徐行運転し、歩行者がいれば停止線で止まって歩行者を優先する。
ホンのチョットした気遣いが事故を失くし、快適に過ごせることにつながる。焦ってもたいして到達時間は変わらない。心に余裕を失くせば、ギスギスした日々を過ごすようになる。少し、焦る気持ちを落ち着かせて、周りの人への気遣いに挑戦してみよう。