熟年離婚の割合は23.5% 過去最高
熟年離婚による「おひとりさま」が毎年8万人誕生している。健康寿命は男性が72.68歳、女性は75.38歳まで伸びており、生涯、夫婦で暮らせると思うのは、チョッと厳しい時代になっている。熟年離婚して、余生はひとりでゆっくり暮らしたいと思う方が増えている。
50歳で一度も結婚をしたことがない人の割合は男性で28.3%、女性で17.8%。65歳以上の単身世帯が25年後1083万人と20年から47%増え、全世帯の2割を占める。現在50歳の男性が65歳で受け取る平均年金額は月15.6万円、女性は月10.9万円でしかない。
女性は、結婚するとパートに出ても社会保険料を支払わない範囲内でしか働かないので受け取る年金は男性の3分の2でしかない。これでは老後、女性が一人暮らしをするには心もとない。こうしたリスクを考慮すれば、結婚してもしっかり正社員として働くこと。
日本では女性の自立を許さない風習があったが、人出不足の昨今、そういうことも言っていられないほどで、女性を管理職にも登用するようになった。女性が男性の収入を頼りに暮らすには厳しい世の中で、どんなに素敵な結婚でも離婚するリスクはある。
女性は腰掛程度の働きしかできず、給与も男性社員より少なく、いつまでも昇給しない田舎の会社の価値観は、今は薄くなっている。女性であれ、しっかり働いて欲しいと思っている会社は多くある。男性と同じように昇給する会社も多い。