就職活動はあなたを売り込む場
就職面接で「あなたの長所と短所を言ってくださいとか、あなたの性格は?」などと質問したのは昔の事。今では、「当社の長所と短所を言ってくださいとか、あなたはこの会社で何をしたいですか?また、何ができるのですか?」などと聞くようになった。
インターンシップ制度を活用して学生に課題を与えてどれほどの実力があるのかを判定する企業も増えています。これまでは、当社で私は頑張って働くつもりですとお答えすれば、スキルや技量は研修期間に習得できましたが、今では即戦力が求められています。
先日、こうしたインターンシップを担当する外資系IT企業の方から、課題を与えてもできない学生が多くてインターンシップを担当するアドバイザーに頼りっきりになる学生が多く、本当にやる気があるのか疑わしく戸惑っていると相談を受けました。
日本では学生に何でも親切に教えるのが先生の役目で、あまり勉強しなくても卒業できる。就職活動も福利厚生や年収に惹かれてエントリーする。学生気分でエントリーして、何でも相談すれば事が済み、売り手市場なので簡単に就職できると思っている。
学生はできないことは質問できるが、社会人はできないことは調べて学んで、やってみて、それでもわからないときにだけ質問できるが、それは自分の評価を下げることになるとエントリーした学生にしっかり伝える必要があるとアドバイスしてあげた。
社会人は、できることを増やせば仕事が増えて収入が増えるが、できないことが多くて質問ばかりだと外資系企業では解雇される。日本企業では窓際に追いやられる。その現実の厳しさを教えるのもインターンシップを担当する人の役目では?とアドバイスしてあげた。