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企業経営者は働いているのか?

 

企業経営者は、ほとんど現場で働く必要がない代わりに、対外的な業務に重点を置き、他の経営者との情報交換会、異業種交流会、法人会の集まり、経営セミナー、各種勉強会、親会社や取引会社の人とのゴルフ接待やレストランでの接待、政治家のパーティー券購入、金融関係への融資申し込みなどがメインとなる。

 

僕は、お酒を飲まないしタバコもしない、各種会合には参加しない、剰余金があるので金融関係の人との接触も避けている。つまり、ほとんどの経営者がやっていることをことごとく避けている。その代わりに、現場にいて何かしら生産していることが大好き。何しろ、それだけは会社に儲けをもたらしてくれるからだ。

 

講義の選別、シナリオの作成、収録スタジオの設定、収録原稿の見直し、シナリオに沿ってスタジオ収録、編集作業、こうした一連の仕事をしていれば、自分の仕事で儲けを出すことができるし、それを社員の皆様に還元することができる。自分も嬉しいし、社員も社員のご家族も喜ばれる。

 

自社の現場で従業員のリーダーとして働かない社長、運転手付きの高級者に乗って現場視察をし、美人秘書をあてがわれ、豪華な社長室で喜んでいるのが社長らしいともてはやされた時代は終わっている。何の収益も生まないことに会社のお金を使って儲かるはずがない。誰よりも現場で働くことこそ社長の仕事だと僕は思う。

 

会社が大きくなり、還暦をゆうに過ぎてくると従業員は皆、頭を垂れてくださるようになる。創業者となるとなおさらだが、それ故にもっと成長できると自分に暇を作らず、生産性のある仕事を見つけて挑戦していかなければ会社は儲からなくなると思って、よりいっそう仕事に打ち込みたくなるのが僕の性分だ。

 

会社の儲けは皆の儲けになりより良い昇給ができる。それができないのは、従業員がしっかり働かないのではなく、しっかり働いている従業員により負担をかけている社長の存在だと僕は思う。業績悪化を嘆いているなら、収益を生み出している現場で汗を流していっしょに働いてみれば良い。改善策はそうしなければ観えてこない。

 

 

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