ITは医療を変える
欧米では、コロナ禍でパソコンやスマートフォンを使ったネット診療が普及した。対面で診察すれば感染リスクがあるのでネット診療に人気が移っていった。日本はこれからだが、非接触・非対面にしなければ医療従事者の感染が広がる恐れがある。すでに、国内の医療機関で感染者が出て地域医療に支障をきたしている。
患者の診察記録であるカルテもデジタルになり、多くの患者のデジタルカルテが集まることでAIに学習させて、AI診療も普及しようとしている。これは、ベテランの医師が診察するよりも確実に診断できるところまで来ている。診察ミスを防ぐことや、多くの患者を効率よく処理できるのでAI診察は低価格で提供することができる。
画像処理技術も進み、レントゲン写真や患部の画像をAIに記憶させて画像による診断もかなり正確にできるようになっている。例えば、患者の目の画像だけで性別、糖尿病の有無などもわかるようになった。世界では、国民健康保険制度がなく、高い診療費が工面できずに困っている人も多い。そうした人への助けになる。
将来は、デジタル診療は医者ではなくAIが行い、診断後の処方箋は宅配で送られ、手術はAIロボットが行うようになり、治療代はネット決済になる。こうした世の中に対応するには皆がITスキルを身につける必要がある。お近くのパソコン教室わかるとできる で、お勉強してこうしたサービスが受けられるようにしてほしい。