加工食品の危険性
加工食品は元の食材がわからないほど食材を加工して作られるため消化吸収が早い。胃腸にとってはこれほど早く消化吸収できる食材はない。つまり、すぐに空腹になりやすい食べ物でもある。そこでついついたくさん食べすぎて太ってしまう危険性がある。
加工食品は腐らないように防腐剤が入っているし、美味しくするために、人工甘味料と塩分が過度に入っている。もちろん、人工的な化学調味料や防腐剤は微量でも、食べ続けることによって体内に蓄積され、いろいろな健康被害をもたらしていく。
加工食品は長期保存が可能になるように製造されるため、カロリーがあっても栄養はあまりない。あるいは、野菜ジュースのように食材では食べきれないほどの量のしぼり汁に人工甘味料を追加して苦みを失くしているものもある。
加工食品は美味しく便利なので、ついつい食べ続けてしまう。つまり、常習性がある。菓子パンとジュース、冷凍パスタとお惣菜、インスタントラーメンとインスタント味噌汁など調理する手間がないので重宝する。
ただ、こうした食生活をしているとイライラしやすく、疲れが取れにくく、病気しやすく、感情的になりやすく、ダラダラと過ごす日々が続きやすくなる。そのうち、病気になり驚き、医師から食生活や生活習慣の指導を受けるようになる。
人間は新鮮な自然食材を調理してその日のうちに食べてきた。新鮮な自然食材は健康でみずみずしく元気にあふれている。栄養豊富な新鮮な自然食材をささっと調理して食材の味を楽しんで食べてきたからこそ健康で長生きできた。
野生動物はいつも新鮮な食材を食べているので病気にならないし歯も悪くない。そんな野生動物でも加工食品を食べるようになると、途端に病気がちになり肥満になる。人類は便利さと健康を引き換えにしている。